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TOPEC / Topics & Columns / 第3回:アメリカ看護師の働き方

America Kango ・Education Advisor 星宣子によるコラム
〜アメリカ医療現場から〜

7月5日(日)開催:グローバルナースセミナー「アメリカ看護師免許取得の三大関門!」講演に先がけて、星さんが日本とアメリカの医療現場の違いについて紹介していきます!
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第3回
アメリカ看護師の働き方

今回は具体的に、アメリカの看護師の勤務体制について触れていきます。

Q1
アメリカの看護師の勤務体制は、シフト制ですか?その場合、1日に何時間労働でしょうか?また労働時間は法律的には、どのように規定されているのでしょうか。

ミシガン州看護師 Chiakiさん
看護師の勤務体制はシフト制で、RNは基本12時間(2交代)で、4時間ごとに必ず30分の休憩をとるよう厳しく定められてます。また8時間シフトの場合は、7am〜3pm(朝)、3pm〜11pm(昼)、11pm〜7am(夜)のローテーション制もしくはシフト専属制です。
病院によっては、12時間シフト(最大勤務数は4日)を取り入れている場合もあり、その場合は7am〜7pmと、7pm〜7amです。勤務時間が8時間を超過した場合、以降の時給は1.5倍になり、12時間を超過すると、時給は2倍になります。
また患者の容態によっても勤務体制は変わります。例えばICU(集中治療室)の場合は、1対1です。内科・外科の場合は、朝であれば平均患者数4名、昼と夜は4名以上です。そして老人ホームでは、1名の看護師につき患者15〜30名です。つまり患者1人が複数の看護師によってケアを受ける平均時間は、1日3.2時間となります。
Q2.
昼勤と夜勤で、人数や仕事の違いはありますか?また看護師1人につき、平均で何人患者を受け持ちますか?
ハワイ州看護師 Chieiさん
RNの場合、昼間は1人につき7人の患者、夜間は6人が基準となっていますが、重症度や病院によっても現状は違い、なかには1人で12人を受け持つところもあるようです。日本は、月の労働時間で決まっているのに対し(日勤の看護師数、夜勤の看護師数が決められている)、アメリカは“any given time”の法則で、患者に対しての看護師の比率がきちんと決められており、この比率に基づいて各シフトの必要看護師数が算出されています。

カリフォルニア州看護師 Masamiさん
基本的に日本には、オンコールナース(欠員や出た際、電話一本で対応できる看護師)がいないため、欠員が出た時は他の人へ負担がかかるのですが、アメリカでは病棟の患者数や重症度が高い場合、このオンコールナースが病棟で働くこともあります。
フルタイム以外の雇用形式では、日本にはパートや夜勤ナースがいますが、アメリカはパート、Per diem(日割り)、レジストリー(派遣)、トラベルナースなど多様です。そして日本では残業がありますが、アメリカはほとんどありません。
Q3.
患者の入院日数はどのくらいですか?スタッフはどのように配置されるのでしょうか?
カリフォルニア州看護師 Yoshimiさん
日本の、患者平均入院日数が31.2日に対して、アメリカは4.5日。病棟の仕組みは、上からユニットディレクター(看護師長)→チャージナース(リーダーナース)→フロアナースRN→LVN→CNAとなっています。その他、ナースエデュケーター、CNS(クリニカルナーススペシャリスト)がいます。 施設によって配置されるスタッフの割合は異なるほか、夜勤は日勤に比べ、スタッフの数は減らされます。また患者の重症度や病棟によって、受け持ち患者の割合に変動はありますが、カリフォルニア州では、ほとんどの病院で看護師1人に対して5人まで、と定めている傾向があります。
Q4.
有給休暇はありますか?
カリフォルニア州看護師 Azusaさん
有給は、日本は1週間から10日、アメリカは3〜4週間が平均です。UCLAの大学病院の場合、有給3週間、祝日13日、病気休暇は1年に12日もあります。また、日本には月に8回ほどの夜勤ローテーションがありますが、アメリカは基本的に日勤スタッフは日勤のみ夜勤は夜勤のみと決まっています。

アメリカと日本での、医療現場の違いについて、いかがでしたか?
アメリカといっても州や地域によって状況は様々ですが、今回は多くの地域の看護師の体験談を伺うことができました。

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